ZUIKO AUTO-S 40mm 1:2

このレンズについて

 OMシステムのパンケーキレンズと言われていますが、それほどパンケーキっぽくはなく、50/1.8よりほんの少しだけ短い程度です。フィルター枠を絞りリングと兼用することにより無理矢理全長を短くしているといった感じですが、構成は6群6枚で、エレメントの枚数は50/1.8と同じです。

 私がOM10を買った頃は、まだこのレンズは販売されていたと思うのですが、あの頃はボディ一台とズームレンズ一本で何の不満もありませんでしたから、全然記憶にありません。初めて現物を見たのはとっくに販売が終了している1997年、出張先のアメリカのカメラ屋でした。一度は勇気を振り絞って買わずに帰ったのですが、どうしても忘れることができず、翌週同じカメラ屋に行ったらまだあったので買って帰ったのでした。

 現役当時の定価からすると、異常とも言える高値で現在も取引されているようですが、これは当時全然売れなかった故の希少性によるものです。このレンズに限りませんが、現在の相場は性能に基づくものではありません。

写りは

 標準中の標準50/1.8とは構成こそ違え、枚数は同じで開放値もほぼ同じ、値段からして特殊なガラスは使っていなさそう、ということで写りに大きな期待は持っていなかったわけですが、わずかではあるものの50/1.8との違いは感じられました。まず、50/1.8で感じた「シャープだけど暗部が落ちる」写りは、このレンズではそれほど感じませんでした。
 また、50mm前後のレンズでの開放でよく見られるコントラストの低い感じ、これがあまり感じられません。あることはあるんですが、目立たないんです。これが特徴と言えば特徴なのではないかと思っています。
 それから、個人的には40mmという焦点距離がいい感じです。レンズ一本のスナップでは35mm〜50mmの使い方ができて便利です。それから、最短が30cmというのも、撮影倍率が稼げてなかなかいいです。

2004.11.23.


作例