Vario-Sonnar 3.5/40-80

出会い

 このレンズは、転勤による引っ越し間際の2001.03月に、今まで多くのコンタックス製品を買った某店で手に入れたものです。ズームはあまり使わないのですが、初めて実物を見てなぜか欲しくなってしまったのと、値段がそこそこだったことから、買ってしまいました。

使ってみて

 店の人は写りについて「ファインダーでもわかるくらい甘い」と言っていましたが、確かにファインダーで見る限り非常にピントの山がつかみにくく、あてずっぽで撮るしかないような状態でした。今はAXを導入しましたので、そのAFを最大限活用すれば何とかなります。
 ツァイスのレンズは軽量化などは考慮されていない設計ですが、このレンズもそれほど大きくないわりに重く、カメラに装着してぶら下げるとお辞儀をします。そしてお辞儀をすると勝手にズーミングをしてしまい、全長が長くなってさらに体感重量が増してしまうのです。これは大変に困った点です。スナップなどにはとても持ち出す気にならないレンズです。直進ズームの摺動抵抗を大きくすれば、オートズーム(!)は解決できるかもしれませんが、重さはどうにもならないので、とりあえず今のまま使うしかありません。

写りは

 このレンズはヤシコンツァイスのズームレンズとしては初期のもので、歪曲収差が大きくあまり評価されていないようです。しかし、ピント合わせはしにくいものの、アガリを見る限りピントが合っている部分は開放でも十分シャープで色も申し分なく、持ち出す機会は少ないものの、買ったことを後悔していないレンズです。

2002.09.23. 更新


作例


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