Speed-Timer

スピードタイマーは、1969年5月に発売された、世界初の自動巻きクロノグラフです。
1969年というのは、機械式クロノグラフにとっては節目の年で、この年に有名な
キャリバー11やエルプリメロが発表されたのです。

ネットの受け売りで書いちゃってますが、Cal. 11やエルプリメロが「発表」だったのに対して、
スピードタイマー(Cal. 6139)は発売ですから、文句なく世界初だと思いますが、
あまり話題にならなかったようですね。今の主流である垂直クラッチ+ピラーホイールを採用しているのにね。

Cal. 6139は永久秒針がなくて、30分積算計のみ、手巻きもできませんでしたが、
その後のCal. 6138は12時間積算計と手巻き機能を搭載しています。


諏訪精工舎の61系クロノグラフに対抗し、第二精工舎も70系クロノグラフを開発しています。
こちらは30分積算計もなく一体何に使うのかというCal.7015、同軸の時/分積算計を持つ
Cal.7016、その他画像さえ見たことがありませんが7017、7018という機械も作っていたようです。
これらの共通の特徴は、フライバック機能を持っていることです。

通常のクロノグラフは、スタート⇒ストップ⇒リセットという手順で操作しますが、
フライバックはストップを飛ばしていきなりリセットすることができます。
リセットボタンを放すと再び計時を再開します。
もちろん、通常の操作もできます。でないと、止まりませんからね。

フライバックが有効となる使い方って、日常ではどんな場面があるんでしょうね。


Case. No. 参考画像
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6138-0040A
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6139-7010A
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6139-7080
6139-7000
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7016-7000A