SOLIGOR 135 1:2

このレンズについて

 SOLIGORというのは、レンズだけはなく写真用品のブランドと言えます。フィルターなどはレンズのアクセサリーだからわかりますが、ストロボなども見たことがありますし、写真ならweb上にいろいろなソリゴールブランドの商品を見つけることができます。調べてみますと、かつて存在したミランダというカメラ会社の関連会社、ミラックス商会が扱っていたブランドらしいのですが、いろいろナゾが多いようです。

 ソリゴールブランドに関してはこれくらいにして、このレンズの話をしますと、焦点距離135mmにして開放値がf2という大口径レンズです。135mmという焦点距離では、開放値はf2.8とかf3.5などが多いのですが、一段明るくなるだけで全体のサイズは二段以上大きくなり、重量も増加します。OM-1につけてみますと、右下の写真のようになります。かなりアンバランスです。
 最短撮影距離は1.8mで、普通の135mmよりは若干遠めです。絞りは2〜22(半段クリックなし)で、まあがんばっている方でしょう。
 フィルター枠径は77で、所有しているレンズの中では最大になります。マルチコーティングではないようなのでフードは必須と考えましたが、φ77mmというサイズで135mmに使えるフードというのに心当たりがなく、捜索は難航するかと思っていました。しかし、たまたま飛び込んだカメラ屋でHOYAのマルチレンズフードというのをみつけ、とりあえず胸をなで下ろしているところです。

 絞りリングに焦点距離が書いてありますが、そのすぐ後に「C/D」と書いてあります。同様なデザインのレンズではミノルタマウントの35mm/f2を持っていますが、このC/Dは何を意味するのでしょうか。以前、Computer Designの頭文字という話を聞いたような記憶がありますが、実際のところはわかりません。

使ってみて

 書き忘れましたがこのレンズはOMマウントです。OMといえば小型軽量化メラですから、素のボディにこのレンズをつけるとかなりアンバランスで、ボディよりもレンズを持つような感じになります。モータードライブを装着すればだいぶ使いやすくなりますが、重さも相当なものになるのである程度の覚悟は必要です。この辺は、純正レンズでも180/2.8などをつければ同じですから、気の持ちようではあるわけですけども。
 また、ヘリコイドや絞りリングの回転方向は純正と同じですので、特に違和感はありません。しかし、このレンズとOMのファインダーの組み合わせでは、ピントの山が今ひとつわからなくて、ピンぼけ写真を連発してしまいました。スクリーンをいろいろ変えて試してみたのですが、マット面でのピント合わせはどれもきついものがありました。マイクロプリズムやスプリットならまだ楽なのですが、真ん中でピント合わせをすることも少ないので、決定打にはなりませんでした。
 三脚に載せて風景などの静止物を撮るなら問題ないんでしょうが、人を撮るのはちょっと大変だと感じましたね。あくまで私個人の感想ですが。

写りについて

 ピント合わせがしにくいので、開放の写りもほわほわかと思ったのですが、意外によく写っています。逆光はちょっと苦手みたいですが、前玉に光が直射しなければ変なフレアやゴーストは出ないみたいです。色はやや地味系と言えましょうか。同じスペックではヤシコンのPlanarがありますが、こちらは暖色系でかつ彩度が高い印象を受けるのとは対照的な写りだと思います。
 f2.8やf3.5ではない、f2という開放値の意味は、人によっていろいろ考えに違いがあると思いますが、せっかく私のところに来たのですからあまり深いことは考えず、使いたいときに使ってやろうと思います。

2002.08.29.

作例