RTS III

このカメラについて

 痩せても枯れても京セラの旗艦、貫禄は十分です。RTVという京セラ独自の技術が必要かどうかは別にして、ファインダー倍率が小さすぎること、ピントの山がわかりにくい(わからない)スクリーンを除けば、いいカメラだと思います。スクリーンについてはガラススクリーンを装着することによりかなり改善されました。さらに倍率アップアダプターを装着することにより、今まで見えなかったものが見えるようになっています。二つの非純正アクセサリーにより、名実ともに旗艦としての性能を身につけたことになります(もちろん、コンタックスの中での比較ですよ)。
 標準で単3電池が使えるのはうれしいですね。ただ、かなり重くなりますが。以前、Distagon35/1.4をつけたこのカメラを首から下げて2時間ほど歩いていて首を痛めてしまったことがあります。要注意です。
 最近は中古価格もかなりこなれてきましたが、それでも高いですよねー。でも、各部の操作感なんかはとてもしっかりしていて好感が持てます。アガリの善し悪しに関係ないところではありますが、必要なことですよね。