PEN-F
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このカメラについて 世界初にして唯一のハーフサイズ一眼レフカメラです。PEN-FシリーズはF,FT,FVがあります。外観上の特徴としては、一眼レフでありながらペンタプリズムを使用せず、ポロプリズムというものを使用しているため、一眼レフ特有のおでこの出っ張りがないこと、レンズが正面から見るとかなり右にシフトしていること、トップカバーの突起物が少ないことでしょうか。写真のカメラはFですが、レンズ右上の飾り文字はこのモデルにしかついていません。この飾り文字をありがたがるファンもいます。 また、シャッター速度全速でフラッシュに同調するというのもこのカメラの特徴の一つですが、ストロボを使った撮影はしないのであまり恩恵を感じません。ですから、ファインダー接眼部にはめるアクセサリーシューは入手してあるんですが、出番がまったくありません。 前面のシャッターダイヤル部に取り付ける露出計も用意されていました。ダイヤルと機械的にリンクし、その速度での絞り値を表示するものですが、外観上あまりかっこよくないですし、今となっては精度が怪しくなっているものが多いので、入手ははなから諦めています。 使ってみて 出張先から車で1時間半ほど走ったところにある小さな町のカメラ屋で買ったものですが、トップカバーの向かって左側の吊り輪上部に凹みがあるのと、スローが不安定だったせいか比較的安価で買えました。凹みの方はあまり気にならなかったのでそのままですが、スローの不安定さは気になったので、シャッターダイヤルの隙間から少し機械油をしみこませたら、元気良くなってしまいました。けっこう乱暴な治療をしたものです(^_^;が、今も元気です。「バシャン」という感じのシャッターの回転ショックが気になりますが、トータルでは気に入っているカメラです。普通に構えるとフレームが縦位置になるペンシリーズのファインダーも、たまに使うと新鮮でおもしろいですね。 レンズが増えたので、作例を分離しました。 2003.05.01. |