Olympus 35IVb

出会い

 このカメラは、酒屋に出入りするようになってすぐに、T型とペアで購入したものです。オリンパス35シリーズを探している最中でもありました。

このカメラについて

 資料によると、1954年からの製品ですが、このころはフォクトレンダーのVITO Bが発売されています。VITO Bはレバー巻き上げでセルフコッキングになっているのですが、この35IVbはノブ巻き上げのコッキング式となっています。そういう機構の違いはありますが、VITOシリーズと比べてもコンパクトでかわいらしいカメラです。ただ、メッキの質はかなり悪く、この点はフォクトレンダーとは比較になりません。

写りは

 写りはズイコーらしいコントラストの高いものです。解像度もかなり高く、遠景の街の建物などの様子もはっきりと写っています。不幸なことに、この個体は少しレンズが曇っているため、作例左のような逆光ではフレア(ゴースト?)が出てしまいますが、作例右のような順光では問題ありません。

作例