このレンズは

　このレンズの最短撮影距離は、前出のYvarが13ft.であるのに対して15in.となっており、焦点距離、フィルムのフォーマットを考えるとかなりの倍率になるのではないかと思われます。Yvarは3個構成ですが、Macro Yvarは4枚構成と思われます。前玉が大きいのでラッパ状の外観となり、フードも立派でかっこいいです。
　Yvarのレンズエレメントは直径よりも厚さの方が長いものもあるくらいのガラスの固まりですが、Macro-Yvarのエレメントは普通の形状をしていて、鏡胴も軽量化されていることが伺え、重さもだいぶ違います。

取り付け方

　右の写真ではオリンパスのオートエクステンションチューブ65-116に取り付けられていますが、実はこのチューブでは縮長が長すぎて無限が出ません。ベローズまたはヘリコイド中間リング+固定長中間リングが必要となります。逆にYvarではこのチューブを使うことができます。取り付け方はYVARやHeliarと同じで、要するにTマウントアダプターに付けるだけです。これが出来れば後はベローズなどをつなげて好きなカメラに取り付けられます。