出会い
もともと話題になりにくい?Rレンズですが、その中でもこのマクロエルマリートR60mmは、アポマクロエルマリートの陰に隠れてほとんど話題にならないように思います。私がこのレンズの存在を知ったのも、雑誌や書籍によってではなく、eBayに出品されていたのを見たからです。最初に見たマクロエルマリートから何個目かで、ようやく落札したのが右の写真のものです。私に落札できるのは赤ぽっちもないような、傷だらけの個体なのです。現在所有しているその他のRレンズも傷だらけのものが多いのですが、不思議なのは使い込まれたような外観に対してレンズの程度がかなり良い傾向があることです。汚れにくい? そんはことはないでしょうね。
使ってみて
単体では1/2倍までの倍率ですが、そのわりには大柄です。絶対重量はそれなりにあるものの、ズミルクスなどと比べれば、持ったときのずっしり感はそれほどありません。
写りは
マクロレンズとしては一般的な開放値ですが、開放から十分使えると思います。光の具合によっては周辺が暗くなるような印象を受けるときがありますが、描写自体は絞りを変えてもほとんど変化しないようです。高感度フィルムを使う前提で、ズミルクスやズミクロンの代わりにスナップに使うのもいいかもしれません。
2002.05.04.
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