LEICAFLEX

出会い

 ちょっと前、カメラスワップというイベントがある時に、うまい具合にアメリカ出張となったので、楽しみにしていたのですが、そこで見つけたのがこのカメラです。それまでライカには全く興味がなかったのですが、容易に手が届く値段であることがわかると俄然興味が出てくるところが我ながら情けない。でも、とにかくこれが私の初ライカとなったわけです。比較的安価だった理由はその後次々と明らかになっていくわけですが、それでもこれを買ったことは後悔していません。いいカメラですよね。これは。

安かった理由と思われること。

 @ペンタ部前面のバッテリーチェックボタンがない。爪楊枝などを差し込むと、チェックはできます。
A感度ダイヤルのロックが効かない。逆に露出補正が簡単にできて良いけど。
B巻き戻しボタンの頭がない。でも別に機能上問題なし。
C1/2000,1/1000,1/500でシャッターのバウンド(あるいは閉じきらない?)と思われる現象が出る。某修理屋さんに修理を頼んだら、シイベルで直してもらえと言われてしまったので、自分でいじったら1/2000と1/500では出なくなった。

気に入った点

@巻き上げのなめらかさがいい感じ。
Aレリーズ時のショックや音が好ましい。自動車のドアを閉める音などは、開発時に心地よい音を目指して研究されるが、このカメラでもそういう配慮がされていると思う。
B巻き上げレバーの巻き上げ予備角が大きいため、左目でファインダーを覗いたまま巻き上げが可能。

気に入らない点

@常時電源が入りっぱなしの露出計。
A真ん中でしかピント合わせできないスクリーン。ライカフレックスSL以降を使えばこれらは解消されるが、気に入った点Aと引き替えになる。それが二の足を踏む理由。