KING SEIKO Automatic

キングセイコーは、1961年に初代が誕生し、その後モデルチェンジをしながら1974年まで生産されたようです。
ここで取り上げる自動巻きのキングセイコーは、KS最後のモデルとして1968年から生産が開始されました。

それまでの手巻きキングセイコーは第二精工舎(いわゆる亀戸工場)の製品ですが、自動巻きのキングセイコーは
諏訪精工舎も作っています。搭載されている機械のCal.No.を取って、諏訪製を56KS、亀戸製を52KSと
呼んだりします。

56KSは同年に発売されたロードマチックと同系のキャリバーを搭載していますが、振動数が違うため、
内部の部品も一部違いがあります。ロードマチックは6振動、キングセイコーは8振動。
異なる部品はガンギ車、テンプ、アンクル、主ゼンマイなどです。

52KSの方も同様で、ロードマチックスペシャルの52系キャリバーをチューンして搭載していますが、
振動数はどちらも8振動です。


モデル名 Case. No. 参考画像
KS HI-BEAT AUTOMATIC 5621-7000
5625-7000
5626-7113