Voigtlander Heliar 13.5cm f=1:4.5

 フォクトレンダーのベルクハイルというハンドカメラに付いているレンズ/シャッターユニットを取り外し、Yvarと同じような方法でOM-2に取り付けてみました。あの「ヘリアー」を一眼レフで楽しもうというわけです。
 コーティングがされていないレンズですから、日中の屋外で撮影するとややコントラストが下がりますが、被写体を穏やかな雰囲気に写し取ってくれます。

取り付け方

 主な部品はヘリコイド代わりのベローズまたはオートエクステンションチューブ65-116とTマウントアダプター(当然OMマウント用で、M42ねじの切ってある内輪は使いません)、そしてレンズ/シャッターユニットとTマウントアダプターの間を埋めるスペーサーリングです。ベルクハイルから外した状態のシャッターユニットの雄ねじ外径を、Tマウントアダプターの内径に変換できるスペーサーであれば何でもいいのですが、私は会社の知人に頼んで、社内の工機部門で作ってもらいました。

使い方

取り付けが済みましたら、いよいよ撮影です。シャッターが付いていますが、こちらは「T」の位置でシャッターを開放にしておきます。使うのは絞りだけです。通常は開放でピント合わせをして、それから必要なだけ絞り込んで撮影します。これだけです。
 ここではOM-2を使用していますが、もちろん他のカメラでも撮影は出来ます。機種選定に当たっては、絞り優先AEが使えるカメラを選んだ方が撮影は楽です。


作例
 

準備中