Distagon 1:4 f=35mm
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出会い 「コンタレックスに手を出したら、とりあえず買っとけ」といわれているレンズの中の一本です。そういう一般的な評判はけっこう早くから目にしていましたし、「本当のカールツァイス」だとか露出をアンダー気味にして撮るとすごい発色、などというインプレを読まされていて、期待はいやが上にも高まっていました。でも、手に入れたのは意外に遅く、ゾナー135の後だったと記憶しています。 使ってみて 広角レンズで開放値が暗いので、ファインダーの見えは標準ズームの広角のようです。現在所有している唯一のボディであるスーパーは、標準のスプリットマイクロ+素通しスクリーンからヤシコンのスクリーン加工品に替えてあるため、余計に暗くなってしまいます。それでも、全面でピント合わせできるのは利点です。
写りは 開放値が暗いこともあって、開放時から非常にシャープでよく写ります。ただ、よく写りますがそれだけだと感じます。前評判に踊らされて過大な期待をしていたということは事実ですが、私の好みに合わないということかもしれません。絞り形状の影響はまったく無いと思います。そういう次元ではなくて、ポジをルーペで見たときに感じる何か、もっとこのレンズで撮影された写真を見たいとか、また持ち出して使いたい、という気持ちにならないのです。なぜか作例さえもまともなものが撮れないレンズとボディ。入手したてのころも同じように感じていましたが、いずれは良さがわかると思いながらもうだいぶ経ちます。そろそろ考え直すときかもしれません。 |
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2005.05.17.