P.ANGENIEUX PARIS F.35 1:2.5 RETROFUCUS TYPE R1
このレンズについて
EXAKTAマウントのANGENIEUX 35mm F2.5というレンズは、ANGENIEUXのレンズとしては最も容易に入手できるレンズではないでしょうか。インターネットオークションでも\20000前後で入手できます。そのため、私も何本か買ったり売ったりしまして、最終的に写真のレンズ(プリセット絞り)だけが残っています。これ以外に持っていたのはマニュアル絞りのタイプでしたが、回転ヘリコイドのせいで絞りリングも一緒に回転してしまう使いづらさがあったために、プリセットタイプの入手後順次手放していきました。
使ってみて
マニュアル絞りのものは、フィルター枠サイズが52mmなのでフードやフィルターは汎用品が使えるのですが、このプリセット絞りのレンズは52mmよりはわずかに小さい、一説には51.5mmとされるサイズです。私はフィルターはまず使いませんし、フードも52mmのものを最初の半山くらいねじ込んだ状態で使えないことはないので、特に不便ではありません。
写りについて
開放値が中途半端なのもこのレンズの特徴の一つでしょうか。似たようなスペックのレンズにCARL ZEISSのFLEKTOGON 35/2.4というレンズがあって、同じような時期に入手しているので、同じ被写体を撮り比べたことがあります。作例のページを相互にリンクさせてみましたので、比べてみてください。写真ではわかりにくいかもしれませんが、こちらのほうが古さを感じさせます。ただそれは「劣る」という意味ではないということはわかっていただけると思います。