ALPA

  アルパというのは、スイスの時計屋さんが作ったカメラです。歴史は結構古いのですが、半オーダーメイドみたいな作り方なので生産台数が非常に少ないようです。また、アルパの最大の特徴は、このカメラでしか使えないMacro-Switarというレンズがあることです。マクロスイターは、主に映画カメラ用レンズを供給していたKern社が唯一35mmスティルカメラ用に作ったレンズで、独特の写りに囚われの身となるファンが多いようです。50mmという焦点距離でアポクロマート設計なのはこのレンズくらいと言われていますが、難しいことはわかりません(^_^; 
 私はとにかく一度マクロスイターの写りを体験してみたい一念で、まずレンズだけ入手したのですが、やはり一眼レフで使いたい。それにはオリジナルのボディを入手するのが一番手っ取り早いということで、インターネットオークションで10dというモデルを落札しました。使ってみますと、レンズの写りはともかくとして、ボディがけっこうおもしろいのです。巻き上げ感、レリーズ感、ミラーショック、すべてが上品に感じられ、しばらく使ったら手放すつもりでいたのにそんなことは出来なくなってしまいました。

 ということで、意外とお気に入りのアルパ10dですが、今後レンズやボディを増やす予定はありません。

SLR BODIES
 10 d
LENSES
KERN-MACRO-SWITAR 1:1,9/50 AR